子どもたちとSNS①-LINE-
こんにちは😆🌼
インターネットやスマホは私たちの生活に欠かせないものとなり、それは子どもたちにとっても同じです。
便利で楽しいものである反面、「ゲーム依存」「スマホ依存」という言葉であらわされるように弊害が出てくることもあります。
上手にインターネットを使うためには、どんな特徴があるのかを知り、コントロールすることが大切です😊
今回は、子どもたちにとってSNSがどんな意味をもち、どのようなことに気を付ければよいのかをみていきたいと思います🌱
LINE
まず「LINE」についてご紹介します😀📱
LINEは今ではほぼ全ての人が活用している身近なチャットアプリで、以下のような特徴があります。
①既読機能など即時性が高く、疲れやすい
LINEの特徴的な機能のひとつに「既読機能」があります。相手が自分のメッセージを読んだかどうかがすぐに分かるというものです。
これには注意が必要で、メッセージが届いたらすぐに返信することが受け手に求められがちです。
手紙やメールであれば、数時間~数日おいて適切な文章を推敲することができましたが、LINEは数秒間のうちに意見や感情表出をすることが求められています。
この即時性に疲れてしまう子どもは多いと思います。
また、送り手としても既読がついているのに返信されない状態であれば気を揉んでしまいます。
「自分は嫌われているのではないか」など、メールや手紙であればしなくてよい心配をしてしまうこともあります。
②友人が増えやすい構造になっている
LINEでは直接面識のない友達の友達などもグループや追加機能でつながることができます。
設定によっては、知らない宅急便の配達員さんや昔の彼氏や彼女など、合いたくない人ともつながってしまうこともあるかもしれません。
はじめのうちは知らない人とつながることは最小限にとどめる方が望ましいので、親子でどのような設定にするか話し合うことが大切です。
③グループトーク機能
こちらもLINEの特徴的な機能で、多数の友人がリアルタイムでメッセージを送り合えることはとても便利ですが、表情や声などの感情は文字ベースだと読み取りにくいので、揉め事が起きたりグループから外されてしまったり、自分がいないグループの中で悪口を言われてしまったり、自分を馬鹿にする画像がクラスのグループで回されてしまったりと、いじめが起きる可能性もあります。
大人はどう関わるか
上記のような問題は、確かにLINEのアプリの中で起こっているものですが、実際には現実の人間関係の中で起こっている問題であるという点に注意が必要です。
インターネットにおけるいじめに関しては中高生に多く、いじめの加害者の多くはクラスメートや部活の友人など被害者と一定の人間関係にある人が多いです。
つまり、SNSという特別な場所で起きている問題ではないということです。
こういうときに「SNSに悪口を書いてはいけません」と教育してもあまり意味がありません。
「SNSに悪口を書いてはいけない」ということはいじめた側も知っているからです。
むしろ、いじめを受けた子どもの気持ちをケアすることが大切になります。
この点を見誤ると、大人は「だからLINEはだめだ」とか「SNSはだめだ」と言ってしまいがちです。
そんな言葉を言われてしまうと、子どもはこの問題を誰に相談してよいか分からなくなってしまいます。
自分の相談に耳を傾け、向き合ってくれる大人と出会うことで、少なくとも子どもの「居場所」は守られます。
私たち大人は、まずは子どもたちの話を真剣に聞かなければならないのです。
その上で、以下の内容を伝えてあげてほしいと思います😊
①既読がついたとしても相手がすぐに返信できるとは限らないし、相手には相手の事情があること。
②友達が増えやすい構造になっていることと、それに関する設定を親子で話し合うこと(話し合えるような関係を構築することが大切)
③グループトークや個別トークの中でいじめや嫌なことがあったら、信頼できる大人に相談してほしいこと
④自分にとって信頼できる大人は誰かを考えておいてもらうこと
次回はX(旧Twitter)
今回はLINEについて取り上げました💡
気軽にメッセージをやりとりできる反面、いじめのきっかけともなるものです。
特にスマホを持ったばかり、LINEを使い始めたばかりのお子さまには、保護者の方のサポートがあると安心です🍃
そして、何か問題が起きたときに相談してもらえる関係性を普段から築いておくことがとても大切です😊✨
次回はX(旧Twitter)の特徴についてご紹介します♪
↑この内容はこちらの本から抜粋させていただいています😊
とても読みやすい文章で、インターネットやゲームと子どもたちの心の関連について書かれていますので、ぜひ読んでみてください🌈