子どもたちとSNS②-X(旧Twitter)-
こんにちは🌤
今回は子どもたちにとってX(旧Twitter)がどのような意味をもつのか見ていきたいと思います😀💡
X(旧Twitter)の特徴
①匿名性が高く、キャラを使い分けている
利用者の多くが匿名アカウントで、利用者のうち何割かはいくつかのアカウントを利用目的に応じて所有しています。
ここが実名登録の多いLINEと大きくことなるところです😀
アカウントの種類としては、リアルでの知人・友人との交流のための「リア垢」、情報収集が目的の「情報垢」、趣味嗜好が似ている人だけをフォローする「趣味垢」、ネット上での交流のみのアカウントである「ネト垢」などがあります。
これらを切り替えながら交流することが当たり前となっています。
②拡散性が高く、炎上しやすい
匿名性と拡散性ゆえに、知らない他者から大量に拡散されて「バズる」状況を招くこともありますし、批判的なコメントがつき「炎上」とよばれる事態が起こったりすることもあります。
中には、一連の発言をまとめて転記する「まとめサイト」に掲載され、さらに拡散されることも…。
そのような「可視化」が進むことで、さらに追随する他者を生みやすい構造になっています。
自分の周辺のコミュニティに限定して軽い気持ちで発言したつもりだったとしても、非公開アカウントでない限りは誰でも見ることができ、全世界に向けて発信したことになっているのです。
③趣味嗜好や考え方が偏りがち
Xではインターネットの機能やデータ解析の構造上、利用者の好みを学習しておすすめの情報が優先表示されるようになっています。
そのため、同じ趣味や考え方の人をつなげやすい構造になっていて、キャラによってアカウントを使い分けるXは、まさに似たキャラの人をつなげることに適したSNSといえます。
そのことでより気の合う人と交流できるきっかけとなるのは良いことですが、自分と似た趣味嗜好や考え方というフィルタリングを通じてつながった集団では、個人が出すより先鋭化した意見が表出されやすいといわれています。
また、匿名性によって個々の行動の責任のありかが分かりにくく、群衆行動を引き起こしやすくなります。
その結果、匿名性がネット空間において反社会的な行動につながりやすく、炎上や批判が起こりやすいと考えられています。
大人が伝えること
私たち大人がXに関して子どもたちに伝えたいことは以下の内容です🌼
①Xはバズりやすいし、バズるとどこまで広がるかさっぱり分からず、コントロールできないこと
②だから、できれば自分が公の場に書けるような内容の発言にしてほしいこと
③仮に批判的なコメントがたくさん寄せられて炎上したとしても、それが世の中の大半の人が思っているようなことではないこと
④ブロックやミュートの機能を活用して迷惑な絡み方をしてくる人を遠ざける方法があること、投稿をフォロワーしか見られないように鍵をかけた状態にすることも可能なこと
Xはうまく活用できればとても便利で楽しいものです。
その反面併せ持っている危険性は十分伝え、対処法や上手くつきあう方法を一緒に探していけると安心ですね😆✨