クリニック新聞9月号「”最後のワラの1本”になる前に」
こんにちは😆🍂
先月号のクリニック新聞のテーマは「”最後のワラの1本”になる前に」でした✨
なんだか不思議なタイトルですね🤭
でも、ぜひみなさまに知っておいていただきたい内容です💡
精神症状にはさまざまなものがあり、そのきっかけも色々です。
「なぜこんな些細なことで発病したのだろう」と不思議に思う方もいるかもしれません。
でも、実は些細なことではないことが多いのです!
「1本のワラ」という例えがあります。
ラクダにワラを1本ずつ積んでいくと、はじめのうちは何てことないですが、どの1本かでラクダが潰れこんでしまいます。
これは、ごく些細な条件が大きな病の引き金をひくという例えですが、重要なのはその原因が「ワラ」ではなく、ワラが積まれることが当たり前の状況で、本人も周囲もその危険性に気づかなかったということです。
みなさんもこんな経験はありませんか?
ゲームが楽しくてついつい夜更かしをしてしまい、はじめは「大丈夫」と思っていたけれど
寝不足が続いてしんどくなり、「もっと早く休めばよかった」と後悔する😢
他にも、
周囲からは「少し休んだら?」と言われていたのに、なんだか怠けているような気がして
頑張りすぎて疲れてしまった🥺
人は意外と自分自身のストレスや疲労に鈍感なものです。
あるいは、どこかで「そろそろ危ないかも…」と感じていながらも焦りや不安に追われて無理をしてしまう場合もあります。
自分ではやれると思っていても、体を休めることや嫌なものと距離を置くことが結果的に自分を救うこともあります🌱
周囲の人の「大丈夫?」「少し休みなよ」などの声に耳を傾けることも大切です。
ただ、”無理”や”焦り”を通り抜けてはじめて「あれは焦ってたんだ」と気づくこともあります。
症状の中に今後の自分の生き方を示す指針のようなものがあるかもしれません。
まずは、できることからはじめましょう🥰
とりあえず今日は温かいお風呂に入って、早めに寝るようにしましょう♨✨