クリニック新聞12月号「”非認知能力”を鍛えるには?」
こんにちは⛄
先月号のクリニック新聞のテーマは「”非認知能力”を鍛えるには?」でした。
最近取り上げられることが増えた「非認知能力」。
これは、点数や数値では測定・評価できない力のことをいいます。
具体的には忍耐力、回復力(レジリエンス)、共感性、コミュニケーション力、自信、向上心などです。
AIが進化し、変化の激しい現代では、その波に乗るためにこの力を鍛えることが重要だといわれています。
さて、今回のテーマである鍛え方ですが、そもそも「非認知能力」は前頭葉の前頭前野という部分が関係しています。
これは脳の司令塔とよばれている部分で、コミュニケーションをとる、集中する、やる気を出す、行動や感情をコントロールするなど、人間が人間らしく生活する上で最も欠かすことのない領域です。

脳のこの部分は9歳から10歳頃に特に発達し、自分のことを客観的にみられるようになりはじめます。
これが「非認知能力」を鍛えるために大切なのです!
私たちは生まれながらの「気質」というものがあって、幼いときほどそれに行動が左右されやすくなります。
そのため、内気で引っ込み思案、落ち着きがなくてじっとしていられないなど、場合によって子どもたちは周りの大人に注意されることがあるかもしれません。
ところが、先述したように前頭前野の発達によって自分のことを客観的にみられるようになると、自分や周囲のとって「望ましい行動」を選択してその行動を表に出すことができるようになります。
例えば、「小学校では言いたいことを言えなかったけど、このままじゃだめだと思って1日ひとつ自分の意見を言おうと決めたら、いつのまにか積極的になっちゃってました!」というように。
これは大人から一方的に言われただけでは変われないのです。
自分自身のことをモニタリングすることで自分を変化させ、それを積み重ねることで非認知能力を高めることが期待できます。
行動を一度きりで終わらせず、「習慣レベル」にしていくことがポイントです。
子どもたちの変化を見守っていきましょう♪
引用文献:中山芳一(2025)「非認知能力の強化書」東京書籍株式会社
