クリニック新聞2月号「”居場所”にふさわしい場所は?」
3月 1, 2026
こんにちは⛄
2月号のテーマは「”居場所”にふさわしい場所は?」でした😊
まず、人にとって「居場所」になるために何が必要なのでしょうか。
それは、①自分という存在が感じられること②そこでつながり、認め合える他者の存在があることという2点が必要です。
つまり、「居る場所」という物理的な意味合いだけではなく、「安心感」や「つながり」など心理的な状態も意味します。

コミュニケーションの経過として、かつては離れた人とは電話や手紙でしかやりとりできませんでした。
その時代を経て、メールでコミュニケーションをとることができるようになり、見知らぬ誰かに向けてホームページで一方的に情報発信できる時代から、現代のSNSやオンラインゲームで見知らぬ人と相互にコミュニケーションできる時代へと変化しました。

そんな現代では、インターネットの世界が「居場所」になることはめずらしくありません。
特に思春期の子どもたちに多くみられます。
例えば、現実であまりうまくいっていない子どもが、SNSでは現実とは異なるキャラになることができるので特別な意味を見出すことがあります。また、現実の苦しさからSNSで「死にたい」とつぶやいた子どもが、そっと押される「いいね」に救われることもあるかもしれません。
現実の世界と同じくらいインターネットの世界は「居場所」にふさわしい場所であり、そこで「自分は何者か」というアイデンティティを獲得していくこともあります。
子どもたちに比べるとインターネットの世界に疎い大人は多いかもしれませんが、「知らない世界」を否定するのではなく、その世界に何を求めているのか、居場所としてどんな魅力があるのかを知る努力をしていきたいですね。
